ソフィー・ターナー、『ゲーム・オブ・スローンズ』は彼女にとって性教育の場だった

世界中で大ヒット中の大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)でサンサ・スタークを演じるソフィー・ターナー外伝リジーボーデン事件 DVD 。ソフィーにとっては公私共に姉妹のような間柄のメイジー・ウィリアムズ(アリア役)と出会うきっかけとなった本作だが、それ以外にも人生の教訓を学ぶ場所となっていたようだ。米Refinery29などが伝えている。

『GOT』は過激な描写が多いことでも知られるが、シーズン1の放送がスタートした当時のソフィーは、まだ15歳。英Sunday Timesのインタビューを受けたソフィーは、『GOT』が彼女の人生にどれくらいの影響を与えたのかを語った。「私がオーラルセックスについて初めて知ったのは、『GOT』の台本を読んだ時だったわ。私は13歳だったブラックリスト シーズン4 。"わぁ、みんなこんなことをしているの? 興味深い"って言っていたのを覚えてるわ。思えば、『GOT』にいることが私の性教育だったわね」

しかし、まだ若かった彼女はその全てを理解することはできずにいたようで、「性的暴力は私自身や、私の知っている誰かが受けたわけではなかったから、わりと無関心だったの。世間知らずだったのね。私も、そういうシーンを撮影したけど、テレビで性的暴力の場面を描いたことは大きな騒動になったベイツモーテル シーズン3 。最初は私も、そういうシーンをテレビで流すべきではないって思っていたわ」と、性の問題を取り上げることに、どちらかと言えば批判的だったようだ。

しかし、少しずつその重要性を認識していったという。「性的暴力について話し合うことが増えると、テレビで描いてはいけないという人や、番組をボイコットしようと言う人もいたわブラックリスト シーズン4 。この種の問題はこれまでにもあって、今でも起きている事実なの。でも、私たちがタブーとしてしまったり、簡単には扱えないようなテーマにしてしまったら、みんなが(性的指向を)カミングアウトする強さを持ったり、自分が受けたことを告白してよかったと思えるかしら?」

『GOT』が描く描写には、エンターテイメントとしての目的だけではなく、その背後に必ず描く理由が存在する。シリーズは7月17日(月)からいよいよ第七章『氷と炎の歌』に突入だ。